防災リフォームで家と暮らしを守ろう
2024/01/04
日本は自然災害が多い国です。地震や台風、豪雪や大雨など、さまざまな災害に備えることが必要です。しかし、防災というと、耐震リフォームだけを考えていませんか?実は、防災リフォームには、火災や停電、ガスや水道の遮断など、他にも対策すべき要素があります。今回は、防災リフォームの意義と対策方法についてご紹介します。
防災リフォームとは、住宅の見た目や機能性だけでなく、災害やトラブルに強い住まいを作るためのリフォームです。防災リフォームの対象となる災害やトラブルは、以下の7つです。
・地震災害
・火災
・停電トラブル
・ガス供給遮断
・強風災害
・給水遮断(断水)
・雷被害
これらの災害やトラブルは、住んでいる場所や住宅の構造によって、発生する確率や被害の程度が異なります。そのため、全てに対策する必要はありませんが、自分の住まいに合わせて必要な対策を選ぶことが大切です。
防災リフォームの方法は、さまざまありますが、代表的なものをいくつか紹介します。
・地震災害に対する防災リフォーム
地震に強い住まいを作るためには、耐震性を高める工事が必要です。耐震性を高める工事には、基礎補強や壁補強、柱補強などがあります。また、家具や家電などの転倒防止や固定も重要です。
・火災に対する防災リフォーム
火災を防ぐためには、火元となるものを減らすことが大切です。例えば、コンセントや配線の整理や交換、IHクッキングヒーターへの変更などがあります。また、火災発生時に煙や熱を逃がすために、窓やドアの開閉性を改善したり、煙感知器や消火器などの設置も有効です。
・停電トラブルに対する防災リフォーム
停電時にも暮らしを維持するためには、電気を確保する方法が必要です。例えば、太陽光発電システムや蓄電池の設置、非常用発電機の準備などがあります。また、LED照明や節電家電への変更もおすすめです。
・ガス供給遮断に対する防災リフォーム
ガスが止まった場合にも料理やお湯を使えるようにするためには、ガス以外のエネルギー源を用意することが必要です。例えば、電気や灯油などの炊飯器やコンロ、給湯器の設置や準備などがあります。また、ガス漏れを防ぐために、ガス自動遮断装置の設置も有効です。
・強風災害に対する防災リフォーム
強風による住宅の損傷を防ぐためには、屋根や外壁などの補修や強化が必要です。例えば、屋根材の固定や交換、外壁材の補強や塗装などがあります。また、窓ガラスの割れを防ぐために、飛散防止フィルムの貼り付けやシャッターの設置も有効です。
・給水遮断(断水)に対する防災リフォーム
水道が止まった場合にも水を使えるようにするためには、水を貯める方法が必要です。例えば、雨水タンクや井戸の設置、浴槽やペットボトルなどの準備などがあります。また、水を節約するために、節水型のトイレやシャワーへの変更もおすすめです。
・雷被害に対する防災リフォーム
雷による住宅の損傷や火災を防ぐためには、避雷針や避雷器の設置が必要です。避雷針は屋根に設置し、雷を地面に導く装置です。避雷器は配電盤に設置し、雷サージから家電を守る装置です。これらの設置は専門業者に依頼することが必要です。
以上が、防災リフォームの一例です。防災リフォームは、住まいと暮らしを守るための大切な投資です。自分の住まいに合った防災リフォームを検討してみてください。
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